個人的に、双極性障害は、統合失調症の症状である自明性の喪失(簡単で自明のことがいきなり理解出来なくなったり、行えなくなったりする)、自我意識障害(自分が自分でない感じがする)を合併する症例が多いと思います。
又、鬱状態、躁状態の交代があったり、「自分が一つでないようだ」と表現されることもあり、人格の変化を意識し易い疾患であるとも言えます。
このことは、自我意識障害を呈す疾患、人格変化を意識し易い疾患(統合失調症や双極性障害)は原則的に解離、多重人格化しやすい人格の脆弱性を持ち合わせており、統合失調症、双極性障害は代表的であると言えるのです。