情報発生源の記憶もワーキングメモリーに付随して記憶されると言われます。
統合失調症はこの発生源が曖昧となると考えられているのです。
例えば自他の区別の困難(自分の考えなのか、他人の考えなのか分かりに難くなる)さ、幻聴のような聴覚表象(外から聞こえてくる記号、イメージ)、と言語表象(自分で考えた記号、イメージ)との混同などです。
この混同はワーキングメモリーにまず最初の保存された際に起こる場合もありますが、長期保存から取り出す際に加工されたりすることも考えられ、後出する実行機能障害との関係も否定は出来ません。