2019年6月9日
鬱病かかりつけ委員会
自殺者数は約3万人/年(前年度は28000人弱)で15歳~39歳では死亡原因の第一位です。
全国で様々な取り組みが行われています。
自殺者の殆どが欝状態と考えられ、広く鬱病患者を治療に結びつけることが自殺者を減らすこととなるのです。
鬱病は身体症状が前面に出ることが多く不眠、食欲不振、倦怠感、熱感、ふらつき、痛み等を生じて内科や婦人科(更年期障害として)、脳外科等を受診される方が大半です。
つまり、鬱病と自分で気づくことは意外と難しいのです。
例えば倦怠感が強ければ当然に憂鬱な気分(抑鬱気分)になるのですが、この憂鬱な気分は倦怠感に相応の又、倦怠感に付属したものとして特別に「憂鬱である」と意識されることは多くないのです。これを「仮面鬱病」といいます。
内科や婦人科(更年期障害として)、脳外科等の医師も身体症状のみを治療しても難治であることが多く、持続的に不眠、食欲不振、倦怠感、熱感、ふらつき、痛みを訴える患者様を「もしかしたら鬱病では」と疑って頂くことが必要なのです。
又、患者様も不眠、食欲不振、倦怠感、熱感、ふらつき、痛みが持続する場合に、かかりつけの医師に対して、「もしかしたら鬱病では」と問いかけていただくことが勧められます。