福岡県粕屋郡新宮町(福岡市東区隣接)の心療内科・精神科のこころのクリニックゆめです。
こころのクリニック ゆめ
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強迫性障害の治療

【4】強迫性障害の治療
①置かれた困難の現実性、客観性を過剰に深刻さを伴って歪める精神疾患があれば、治療し、現実性、客観性を取り戻す治療が不可欠です。
  (例えば、躁鬱病、統合失調症、ある程度重症度の高い鬱病、発達障害等です。)
②置かれた困難の現実性を過剰に深刻さを伴って歪める精神疾患を治療する段階では、薬物療法が主とした治療方法です。
③何故なら歪んだ現実性、客観性に対して、現実性、客観性に基づいたロジックで修正をかけよう(認知行動療法)としても次元が異なり、奏功し難い為です。勿論、支持的、共感的精神療法は治療意欲を維持する為に必要です。
④現実性、客観性の歪みが修正された後に、認知行動療法を行うと効果が期待できるようになります。
⑤強迫性障害に対する認知行動療法では具体的には暴露反応妨害法を使用することが一般的です。恐怖を抱く場面に身を置き、その恐怖に慣れることにより克服してゆく方法です。