2019年6月9日
強迫性障害の治療
【5】認知行動療法
①先ずは、強迫観念や強迫行為にまつわる不安、苦痛を特定します。②強迫観念、強迫行為の中でコントロールし易い行為より取り掛かります。
③強迫観念を急に又、強引に否定しないようにします。
④強迫観念の思考を出来るだけ延期してみます。
⑤強迫行為に取り掛かる迄の時間を少し遅らせるように我慢してみます。
⑥強迫観念を考えて処理する時間帯を決めてみる。
⑦強迫行為の間、焦らず強迫観念をゆっくりと考え、行動するようにします。
⑧強迫行為をゆっくり行い、回数を減らします。
⑨強迫観念よりは強迫観念に伴う強迫行為の制御を優先。強迫行為の制御による日常生活の支障を改善し、これにより強迫観念を改善しやすくします。
⑩強迫行為の一部(決まった行動、決まった考え、行為の順番、繰り返しの回数・頻度、大勢・構え、場所等)を変えてみます。
⑪強迫観念を行えないような環境、或いは楽しい環境に身を置いてみます。
意識をそらして、強迫観念、強迫行動を抑制します。例えば、友人と電話したり、外出して不安をそらしたりします。