2019年6月9日
統合失調症と会話の障害(吃音、呂律が回らない)
③実行機能障害
1)様々な状況に応じてその状況を認知、理解、把握すること(当然に具体的事象や感情、抽象的事象も含む)。
2)その状況に対する対処法を提示し、結果を予想・比して、適応する行動を選択。
3)適応的行動を実行。
4)その結果を判断、フィードバックする。
という一連の複雑な過程である実行機能障害である。
実行機能が障害されると、何を話して良いか分からなくなる。
判断力、決断力が低下し、場当たり的な的外れな、その場にそぐわない、現実感の無い会話となる。
又、一連の実行機能が停止すれば会話が止まる(思考途絶)こともあり得る。
円滑に言葉を並べて離せなくなればロゴクロヌス(語間代)、パリラリア(反復言語)も起こり得る。これは言語性チックとの関連性も否定できない。