2019年6月9日
抑うつきぶんとは
抑うつ気分は、安定感が欠ける将来を予見するものであるために、その予見が客観性に欠ける場合であっても生じ得る。
不安定な将来を予見すれば、当然不安感や悲哀を内在する。
又、うつ状態と合併すれば身体的・精神的不快感と渾然一体となる。
不安感のみ強く、抑うつ気分が存在しないことはあり得ない。寧ろ不安と同程度に抑うつ気分が存在すると考えることが妥当といえる。
但し、不安と言う場合に漠然とした不安を除くとその対象が明確化されていることが多く、抑うつ気分と比較して意識し易い。