2019年6月9日
選択的緘黙
選択的緘黙
他の状況では話すことができるにもかかわらず,特定の話すことが期待される社会的状況(例、学校)では、一貫して話すことができない。
家族や親しい者とは、話せるが、それ以外の者とは、話せない。
「話しをする」能力はある程度可能だが、対人関係上に不安が強く話せないということ。
「話しをする」能力
①他者から話しかけられた言葉、話、その場の環境、相手の立場を考え最も客観性の高いと考える「内容、趣旨」を理解する。
②話の内容、環境に合わせて相手に共感したり、視線、表情、態度で適切に表現する。
③自分の意見、考えをまとめて、適切な形で自己主張する。
こういった作業が必要となる。
話を上手に行う為には様々な認知能力が必要となるが、選択的緘黙の場合には、上手にではなく単純な話をするという能力に欠ける場合や、極度の人間不信、人間恐怖を伴うことが多い。