2019年6月9日
PTSDの治療法(EMDR)
有効性のメカニズムはよくわかってはいない。
☆再体験による馴化ではなく、トラウマ 体験の想起と同時に感覚刺激に注意を向ける二重課題を行うことで、トラウマ記憶との間に一定の距離が取れるようになると考えられている。
①基本的には8段階のステップがあるが、外傷記憶をを想起しつつ、治療者が動かす左右の指を目で追う。
これにリラクゼーション法を併用する。
②又、トラウマ記憶の想起と眼球運動を行い、肯定的思考を繰り返す。
脳が情報や記憶を処理するのを助けるために睡眠で経験する目の動き、すなわちレム睡眠を使用してみようとする発想で作られた。
脳や神経系のより深い(生理学的)レベルでの治癒を可能にするので、これらの負の事象の記憶は最終的に再処理されるという。しかしながら有効性のメカニズムはよく分かってはいない。