2019年6月9日
引きこもりは、その状況自体多岐にわたるし、原因も様々である。
但し、その引きこもり(社会的な不適応)の状況が、その原因と考えられる事柄に対して不適当に、過大である場合は病的と考えるべきである。
もっと端的に言えば、周囲に対する被害的思考(被害関係念慮~被害妄想)や結果に対する過度な悲観的思考の存在は精神疾患の存在を疑うべきである。
勿論、「精神疾患」⇒「抗精神病薬のみの治療」と考えられるのは短絡的であり、偏見である。
引きこもりは医療機関で「精神疾患でない」と明言されると保護者は安堵することになるが、原因に対する過剰な対応としての「引きこもり」の本質を見落とすこととなる。