2019年6月9日
パニック所外の認知行動療法
6)認知再構成法
自動思考(ある条件下で行う歪みのあるパターン化された思考)に対して、歪を修正しようとする試みである。
①自動思考の根拠を考える(その根拠と結果への反証を探す)。
②どんな結果が待っているかを考える(そこまで悲惨な結果なのか、そこまで困ったことが起きるのだろうか)。
③別の考え方をしてみる(結果として柔軟な現実的な思考は何かを考える)
これにより広場恐怖や、予期不安の改善を期待できる。
例えば、電車に乗るとパニック発作が起こるに違いないと考える広場恐怖に対して、「パニック発作が起こったとしても死ぬことはないし、気が狂うこともない、苦しくなれば次の駅で下車すればよいではないか、その後どうしても目的地に到着しなければならなければタクシーで行けばよい」と考える。