2019年6月9日
統合失調症の認知機能障害
統合失調症の記憶障害
記憶の種類
①一次記憶(短期記憶、ワーキングメモリ―)
比較的短時間記憶に留められるがやがて忘れられる記憶。
忘れ去ることは日常生活上の一つの適応能力と言える。
②二次記憶(陳述記憶、エピソード記憶、手続き記憶)
一次記憶が短期の記憶であり、短期のみ必要とされる記憶であることに対して、二次記憶は長期に必要とされ(想起)、情報処理される記憶である。
これは膨大な情報を自分にとっての必要性、特徴を整理して、保存しつつ必要に応じて使用できるようにする機能である。
単語の意味の記憶(陳述記憶)、印象深い出来事の記憶(エピソード記憶)、手続き記憶(一連の動作を覚える記憶)である。
③長期記憶
長期に渡って記憶を保持し、これを活用する能力である。