2019年6月9日
③神経性無食欲症
極端に食欲が低下したり無くなったりする、あるいは著しい摂取カロリーの制限をする摂食障害で、過食と嘔吐(浄化行動)を伴うことが多い。一般的に『拒食症』と呼ばれることもあるが、『やせ願望・肥満恐怖』に基づく『ボディイメージの障害』が原因としてあることが多い。
④神経性大食症
極端に食欲が増加したり大量の食物摂取行動を制御できなくなったりする、あるいは『非機能的なダイエット行動(過剰な痩せたい欲求)とその失敗』によって過食と嘔吐を繰り返す摂食障害である。一般的に『過食症』と呼ばれることもあるが、『やせ願望・肥満恐怖』に基づく『ボディイメージの障害』が原因としてあり、『極端なカロリー制限の反動(リバウンド)』としてストレス解消的な過食行動に陥ってしまうこともある。
⑤むちゃ食い障害
肥満者に多い摂食障害で、過度のダイエットや食事制限をすることはなく、『食欲のコントロール困難』と『食べる量の多さ』が見られる障害。神経性大食症のように過食後の嘔吐(排出行動)は見られず、過度のダイエットや運動といった『代償行動』も見られないという特徴がある。気分障害(うつ病)や双極性障害、不安障害とオーバーラップ(重複)することが多く、『体重・体型に対する関心』はあるが具体的に過度なダイエットをすることは殆どないが、過去にダイエットの挫折経験を抱えていることが多い