2019年6月9日
不安とは
不安とは「自己存在の継続性に対する悲観的思考(非客観性のものも含む)」である。
自己存在の持続性に強く関わるもの程、その程度が強くなる。
永久の存在は如何なるものであってもあり得ない事は皆が認める絶対的な客観的事実(真理)である。
自己の存在に関しては、「いつかは存在しなくなる」事を認識している。
しかしながらそれがかなり近い目前の将来である事を意識してしまうと、人はその存在意義を見出しにくくなる。
人は根本的にその存在に相対的永続性を持たせるために、様々な努力をするからである。
存在(肉体的、社会的)の永続性を期待する事は「夢を持つ」と言うことになる。