2019年6月9日
不安の程度
【1】絶対的不安
死という肉体的存在の終焉は誰もが感じる強烈な不安である。
死は全ての存在意義を否定する。
希望を持つことは困難。
ただ消滅を待つばかりで、あらゆることに意味を持てない。つまり何をやっても無駄と思える。
【2】相対的不安
不安は様々なものがあるが、その捉え方は人により、又、その置かれた状況により捉え方が異なる。
この不安の感じ方には特に主観が、大きく関わる。
この主観はその言葉が表す如く、客観ではない。
人は存在に悲観的になればなる程、客観性を失いやすい。つまり、不安が不安を呼ぶことになる。