福岡県粕屋郡新宮町(福岡市東区隣接)の心療内科・精神科のこころのクリニックゆめです。
こころのクリニック ゆめ
092-962-9567
9:00-18:30(月-木)、9:00-12:30(土)

絶対的不安の処理

絶対的不安の処理
こういった不安定な自己を如何に安定させる事ができるかということだが、
①例えば、絶対的な不安の場合、絶対的不安(死等)を出来るだけ遠くに感じるように、出来るだけ忘れる(意識下に置く)事が必要である。
つまり、「何時の日か死は来るが、今までと同様に、これからも当分はその不安事象を避ける(生き続ける)事が出来るであろう。未だその時が来るには随分時間がある。」と感じることが精一杯の不安の軽減である。
しかい、死が直前のものとなった場合は
②例えば、宗教を信じる人もある。勿論、宗教を信じろという訳ではない。
個人的には、他人が考えた既存の思想に自分の哲学を全て合わせることは困難と考える。
③周囲の心の中に生き続ける。
肉体的な滅亡に対して精神的に生き続ける方法として、積極的ではないが受動的に周囲の心の中で生き続ける。
②遺伝子となって生き続ける。
子供や孫等の子孫に自分の遺伝子が生き続けることは間違いのない事実である。
③死を「眠り」として捉える。
眠りは意識を失うが、苦しくはない。これと同じように考える。
等が考えられる。