2019年6月9日
TSと統合失調症
①小児発症統合失調症の罹患率はまれである:100,000人につき1〜2例。
②しかし、2歳から12歳のTS患児の統合失調症の有病率は約8.7%である。
③さらに、小児発症性統合失調症は、思春期または成人発症の統合失調症よりも多くの合併症、特にADHDおよびOCDと関連している。
④この事実は、TS及び関連障害は、発達の重要な期間中に積極的な要因に神経生物学的脆弱性から生じ得ると考えられる。
⑤基底核から辺縁および前頭皮質領域へのドーパミン作動性神経伝達の機能障害は、統合失調症およびTSの両方の生物学的相関であり得る。