【アンケートについて】
殆どの医療機関で鬱状態を診察している。
①鬱状態を治療して鬱状態の患者全てが2か月以内に改善している医療機関が約60%。
②自殺されそうな患者を診ておられる医療機関もあり、リスクを抱えての診察を頑張っておられる。
③専門医への受診を勧めても拒否されることがあった医療機関は約30%。どのように専門医との連携をとるべきか今後の重要な課題。
④鬱状態か否か診断が困難な患者を抱えている医療機関は過半数で、その診断方法を分かりやすくマニュアル化する必要がある。
⑤治療に於いて、薬剤の使用法、選択法に迷っている医療機関も約半数あり、その使用法も単純化する必要がある。
⑥鬱状態に関する勉強会、講演会の希望、患者の相談に関するご希望も多く、カルテを気軽に持ってきていただいて相談できる機会を設けることが出来れば。
⑦SSRIの使用が圧倒的に多い。三環系の薬剤、特にトリプラノールの使用が多いことが分かる。頭痛に対して使用されているのか。
⑧意外と新薬(レクサプロ、ヂュロキセチン、ミルタザピン)の使用が少ない傾向にある。
⑨安定剤はエチゾラム、アルプラゾラム、ジアゼパム、ロラゼパムの使用が多いことが分かる。
⑩専門医の薬剤投薬量が多すぎるという指摘あり。正に自戒していかなければならない。
⑪鬱をどこまで見るべきか迷うとの指摘がある。
⑫神経内科の先生にうつ病の講演をお願いしたいとのこと。薬理学的な講演は可能かもしれないが?
⑬鬱診断チェックシートはSDSで使用。どの程度の部数を医療機関に配布するのか。又、全医療機関に配布するか。用紙(50部 手引1冊)7350円。
⑭経過観察のポイントはSDSで少なくとも40点台になることか。又は元々40点台なら5点程度改善しなければ。
⑮診察に時間がとられることはどうしようもない。専門医でも時間を短縮することはかなり困難。時間をとられないようにする方法は早く治すこと。
⑯診療予約が一か月先ということに関しては、SDSで重度(65点以上又は希死念慮)の患者を優先して治療するシステムを作成し、少なくとも一週間以内に診察すべき。不可能な場合は他の医療機関に相談。
⑰情報提供に対する返事がないことに対しては、専門医云々という前に、医師としての信義則に反する行為。
⑱糟屋地区での紹介先については、簡単な精神科、心療内科医療マップを医師会ホームページに作成できれば。(診察できる疾病の範囲や診療時間、場所を記載)
⑲精神科救急に関しては、医療保護入院、措置入院等の強制入院に関して精神保健福祉法の解釈の講演を病院の先生方にお願いできれば。
【次期講演会】
期日;H26年2月25日(火曜日)19時~
場所;博多セントラーザホテル(小会場50人程度)
講師;門司 晃先生(佐賀大学精神医学教授)
協賛;(ファイザー製薬)
通常の講演会では参加が少ない為、医師以外のパラメディカルスタッフの参加は?
招待状と人数の確認は?