日記
2013年9月29日
うつ病、家族の対応
うつ病、家族の対応 ①静かに見守る(そっとする) 緊張感が強く、音が騒く感じます。原則的にはゆっくり静かに気持ちを落ち着かせたいのです。 又、倦怠感も強い為、横になって休みたいのです。 ②患者さんの不安に耳を傾けて下さい。 不安・焦燥が高まり、自分ではどうしようもなくなることがあり、この際にはしっかりと耳を傾け、支持的・共感的に接して下さい。 ③励ますことは控えて下さい。 うつ病になったのは、努力が足りなかったり気の持ちようでなったのではありません。頑張り過ぎて、緊張感を上げ過ぎて、精神的エネルギーを枯渇させてしまったからです。頑張らずにゆっくり休むことを勧めて下さい。 ④無理な気分転換(例えば、旅行、外出、運動等)を勧めないで下さい。 一般的に気分転換と思われることでも、うつ状態の程度によっては、肉低的・精神的疲労を助長して結果、うつ状態が悪化することがあります。嫌がる気分転換は強引に勧めないでください。 ⑤仕事や家事などの負担を軽減してあげて下さい。 倦怠感が著明な際には、横になっているのがやっとの状況です。出来るだけ精神的・肉体的負担を軽減してあげて下さい。(主婦の場合、炊事が最も精神的・肉体的エネルギーを必要とします。レトルト食品を使用したり、お惣菜を買ってくるなどして負担を軽減して下さい。) ⑥決断を迫らないで下さい。 悲観的思考、焦燥感により、悲観的方向に認知が歪んでいます。この為、決断を迫って考えが二転三転しておろおろするばかりです。 ⑦重要な決断を先延ばしするように勧めて下さい。 又、重要な決断も悲観的方向に流れますので、認知の歪が改善されるまでは重要な決断を先延ばしするように勧めて下さい。
2013年10月6日
対人援助スキル
対人援助スキル 援助のプロセス ①相談者が信頼して話をすることが出来る場所を作る。慰めや安らぎを体験する場所を整えることが必要。 ②信頼できる環境とは、教えること、説得 することではなく、共に歩く支持的な者として、振る舞うことによって整え られる。 ③考え方、感情表現が適切であり、自由な雰囲気で素直な援助者であることが、望ましい。 ④相談者に対して、どんな時にも変わらぬ関心を示し、相談者にとって最善の策を優先することが、必要である。 人間のニーズ ①身体的安全;衣食住を確保し、DVからの安全を確保する。 ②心理的安全;安全で守られていると感じたい。不正や不確かさから来る緊張感を軽減したい。 ③愛情と所属;永続的に自分が受け入れられる集団に帰属することが容易に可能である際に、他者に対して、愛情や尊敬をはらうことが出来る。これが出来なければ、他者をコントロールしようとしたり、疑い深くなったり、攻撃、もしくは他者の目を引くような行為に出たりする。 ④達成と自尊感情;人から好かれ、価値ある有能な人間と看做されたいと思うが、他者からの評価によって自己価値に気づく。自己価値が安定化してくると、他者からの評価にそれ程頼らなくても、自己評価が可能になる。 ⑤自己実現;欠如のニーズ(自己成長、統合、自立、刺激)、存在のニーズ(挑戦)が満たされる過程で自己実現が満たされる。 援助者となる動機 ①援助者もまた、ニーズを抱える存在である。自分の抱えている問題を、援助される側に見出すことがしばしばである。多くの有能な援助者は、自分の抱える厄介な問題への取り組みから、自分を成長させてきた者が多い。 ②現在の置かれた環境より、より良い環境をこの世界に残したい。自分の人生が価値あるものであり、対人関係はその手段である。他者の役にたちたいという、利他的欲求がある。
2013年10月14日
鬱病 患者の指導
鬱病 患者の指導 ①回復には数ヶ月かかるが必ず直る。 ②自分だけで抱え込まない。周囲に、医療機関に頼る。薬を頼ることも必要。 ③自分の心の持ちようが問題と頑張り続けることは減少したエネルギーを更に消費して状態が悪化する。今は、エネルギーを溜め込むことが必要。 ④几帳面で完ぺき主義をもう少し楽な思考に。 ⑤うつ状態は非常にきつい状況だが、人の弱みを共感でき人生観を変える良い転機とも言える。 ⑥重要な決断は出来るだけ焦らず、先ず休養をとり、悲観的思考に縛られなくなってから決断。 ⑦うつ状態極期の過ごし方;倦怠感、抑うつ気分、悲観的思考で気分転換は困難である。 無理に気分転換をしない。 横になることが多く、昼夜逆転は止むを得ない。 ⑧不眠への対応;睡眠時間は最低5時間必要。 5時間以下には薬物治療を。 アルコールは不眠の原因。 ⑨食欲不振への対応;栄養バランスを気にせず、食べたいもの、冷たい飲み物(牛乳、ジュース等)や冷たい食べ物(プリン、ゼリー等)がお勧め。

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