日記
2015年1月18日
摂食障害の精神病理(他疾患との関係)
摂食障害の精神病理(他疾患との関係)
摂食障害、自傷行為、アルコールや薬物依存は密接な関係があるとされる。
衝動性や自罰的であることは双極性障害の急峻に発散されるエネルギー放出の傾向、統合失調症の自己否定的妄想的解釈、女性が本質的に持っている外部に対する暴力的エネルギー放出の困難さが関係しているのではないか。
又、アルコールや薬物依存に関しては、アルコールや特定の薬物が気分高揚作用があり、特に双極性障害患者はこの作用が顕著であり依存症となり易いと考える。
2015年1月25日
摂食障害の治療
摂食障害の治療
摂食障害の治療は精神療法、行動療法、認知療法、対人関係療法、家族療法等の精神療法が最も重要と考えられている。現実と比較して極度に自己否定的な思考やボデイイメージの歪等の重度な場合、精神療法の効果は限定的である。
主流の精神療法は、客観性の歪が極度でないことを前提に、組み立てられるものであり、摂食障害は難治と言われるがこれは自明の理である。
当然、ベースとなる統合失調症や双極性障害を治療し客観性の歪を補正すべきである。
2015年2月1日
不眠症
不眠症
A. 入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、慢性的に非回復性または睡眠の質の悪さの訴えがある。
小児では睡眠困難がしばしば養育者から報告され、就寝時のぐずりや1人で眠れない等のこともある。
B. 上記の睡眠困難は、睡眠に適切な状況、環境に係らずしばしば生じる。
C. 患者は夜間睡眠困難と関連した日中機能の障害を以下の少なくとも1つの形で報告する。
1)疲労感、不快感
2)注意力、集中力、記憶力の低下
3)日中の眠気
4)社会的、職業的機能低下、または学業低下
5)気分の障害またはいらいら感
6)動機づけ(モチベーション)、活動性、積極性の減弱
7)仕事のミスや運転中の事故のおこし易さ
8)睡眠不足による緊張、頭痛、胃消化器症状
9)睡眠についての心配、悩み等