日記
2016年10月2日
PTSDを悪化させる要因
PTSDを悪化させる要因 外傷体験の衝撃が大きければ大きいほど、PTSDを発症する可能性が高くなります。 重い症状を引き起こす外傷体験には、次のような特徴がある。 ①突然、突発的に起こる ②長期にわたり続く ③逃れることができない ④人災である ⑤死者が多い 身体の障害が大きい ⑥子どもを巻き込む ⑦ストレスや不安に感じる状況にさらされ続ける
2016年10月9日
誰でも外傷体験後にはPTSDになるのか
誰でも外傷体験後にはPTSDになるのか ☆誰でもなるわけでない。 ☆但し、外傷体験者に体験後約14日~1ヶ月間、ストレス関連症状が見られる。 これは、自分の置かれた状況を立て直し、外傷体験を処理する為に必要な時間で、急性ストレス障害(Acute Stress Reaction)と言う。 ☆数週間ほど(4週間以内)で通常は外傷体験と処理する。 ☆しかし、誰もがこのように回復する訳ではない。 約3人に1人は外傷体験をスムーズに処理出来ない。これがPTSDである。
2016年10月16日
PTSDの持つ心理的メカニズム
PTSDの持つ心理的メカニズム ①強い恐怖を体験した際に自分の存在が危うくなり、そこから回避、脱却しようと渾身の力を振り絞る。この為、一過性にしても覚醒度を最大に上げて対応するわけで、その状況を鮮明に覚えていることは当然のことである。 ②フラッシュバック(外傷体験を繰り返し思い出す)は、同様の危険な体験を回避すべく、又、これに対処・準備する防衛機制と言っても良い。しかしながら、過度に緊張感を高める為に疲労し鬱状態になる危険性を秘めている。 ③過覚醒は、再度、危険な状況に陥っても即時に対処できるいわば臨戦態勢を整える防衛機制である。これも、フラッシュバクと同様に過度に緊張感を高めてしまう。 ④しかしながら、外傷体験はあまりに辛すぎる場合に、又、フラッシュバックや過覚醒のように過度に緊張感を高めてしまい逆に自己を保つことが困難となる場合に、外傷体験のもつ過度のストレスを、回避や精神的麻痺によって、耐え得る程度に軽減する防衛機制と考えられる。

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