日記
2017年4月30日
強迫性障害との異同❷
⑤不安は強迫性障害及びチックを悪化させ、強迫性障害及びチックは不安症状を増加させる。 更に、強迫症状の存在が他の不安障害及びチックの有病率および重症度を増加させる。 ⑥統合失調症の様に自我のコントロールが困難になるものの中で、不安のコントロール困難が前面に強く出ると強迫性障害、身体的(発語、発音を含む)コントロール困難なものがチック症候群とも言えるのではないだろうか。
2017年5月6日
トゥレット症候群の病因論
トゥレット症候群の病因論は議論の余地があり、いくつかの理論が提案されている。 ①OCDとの家族性の関連性を有する強力な遺伝的要素がある。   最近の他の研究では、いくつかの遺伝子が示唆されている。 ②セロトニン伝達の低下。 ③血中トリプトファン濃度の低下。 ④過度のドーパミンによるドーパミン調節の異常。中脳 – 中脳辺縁系におけるドーパミンの異常は、辺縁系の脱抑制をもたらすと考えられている。 さらに、ドーパミン2受容体アンタゴニストはいくつかの症状を緩和する。 ⑤前頭葉の異常な放電。 ⑥連鎖球菌感染。 ⑦出生前および周産期の障害。 ⑧大脳皮質の薄化および尾状核委縮。 
2017年5月14日
うつ状態治療の重要性
うつ状態治療の重要性 ①うつ状態患者の増加が急峻である43万人(平成8年)⇒104万人(平成20年)と12年間で2.4倍に増加。 ②自殺者は年に約3万人~2,5万人(ちなみに交通事故死は約1万人)、若年世代15~39歳の各年代の死因の第1位は自殺。 ③うつ状態の社会的損失は甚大である(平成16年の日本人成人におけるうつ病 の総費用は 約2 兆円)。

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