日記
2017年12月3日
ひきこもり
引きこもりとは(厚生労働省) 「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学,非常勤職を含む就労,家庭外 での交遊など)を回避し,原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状 態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念」と定義(概ね従来通り)。 ・ なお、「ひきこもりは原則として統合失調症の陽性あるいは陰性症状に基づくひきこもり状態 とは一線を画した非精神病性の現象とするが,実際には確定診断がなされる前の統合失調 症が含まれている可能性は低くないことに留意すべき」としている。 男性:女性=3:1で若者に多い。 現在、引きこもりの平均年齢は高齢化しつつある。
2017年12月10日
引きこもりと不登校
引きこもりと不登校はオーバーラップする。つまり不登校は初期、学童・思春期のひきこもりの一形態と言える。 引きこもりには不登校と同様、様々な原因・理由が考えられるが、重要なことは、その原因と思われるものがその結果としての引きこもりの程度を十分に説明出来るかということである。 勿論、誰しも自分は引きこもりになりたいと思っている訳でなく、「怠慢」というレッテルを張るべきではない。 通常、引きこもりの一形態としての不登校に於いても不登校になる程の原因・理由が不明瞭な場合が殆どである。 これは、厚労省の警告する 「実際には確定診断がなされる前の統合失調 症が含まれている可能性は低くないことに留意すべき」を強く支持することになる。
2017年12月17日
引きこもりと精神疾患
引きこもりに関係すると言われる精神疾患 不安障害 発達障害 人格障害 統合失調症 欝病 双極性障害 適応障害 等が挙げられる。 一見、これらの精神疾患が様々な形で引きこもりに関与するように考えやすいが、寧ろ根本的な疾患がありその表現形態として他の精神疾患の形態を露呈すると考えるべきである。 特に重要なことはDSM等の診断基準に該当しない統合失調症、双極性障害を如何に捉え、他の関連する精神疾患や引きこもりの症状を階層的に診断し、優先順位をつけて治療戦略を立てるかということである。

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