日記
2018年1月14日
引きこもりと成長過程
自我を無条件に支持、受容してもらう安心感が必要である。
これには、当然に周囲、両親の努力が必要なことは言うまでもないが、個人的には、その「個人」の持つ客観的受容性・感受性、耐久性も必要となる。
現在の発展した物質優先・利益優先社会に於いて、「個人」を優しく受容する家族や社会の包容力は悲しいほど低下している.
家庭、社会の包容力の重要性を伝えようにも、これを幸福にも受容したことがあって、その重要性を体験したものでなければ他に伝えることは出来ないのである。
.こういった意味で、増々自我を成長させることが困難な時代となっており、引きこもりが増加している所以でもある.
2018年1月21日
自我同一性と不登校
不登校は様算な原因で自我同一性、自己の確立が阻害され自己評価の低下、被害関係念慮の増強を呈してくる。
つまり、
①登校できない⇒
②周囲についていけない(集団に帰属できない)⇒
③社会的に認められ、受け入れられる年齢相応の自我ではない⇒
④周囲より低く見られ、軽蔑される自我に違いないと思い込む⇒
⑤学校(年齢相応で適応すべき社会)には怖くて行けない
という悪循環に迷入する
2018年1月28日
家族の役割
①先ずは本人の不安をしっかり受け止める。つまり、家族だけは自分の悩みや立場を理解してくれるという安心感を作る。
②家族間のコミニュケーションを円滑に行い、互いの不安や怒りをコントロール出来る環境をつくる。
③不安、怒り等の感情に左右されず的確に問題を把握し、確実に一歩一歩チャレンジしてゆく環境を作り出す。
④学校や社会等外部環境に適応する為の手掛かり、足掛かりを作る。
⑤子細な失敗を過大評価せず、少しの成功でもしっかりと評価して本人に徐々に自信をつけさせる。
⑥外出や登校等外部に出てゆく抵抗を和らげるために、一緒に外出、登校して自信をつけさせる。