日記
2018年7月22日
不登校と 適応障害
A はっきりと確認できるストレス因に反応して、そのストレス因の始まりから3か月以内に情動面または行動面の症状が出現 Bこれらの症状や行動は臨床的に意味のあるもので、それは以下のうち1つまたは両方の証拠がある。 (1)症状の重症度や表現型に影響を与えうる外的文脈や文化的要因を考慮に入れても、そのストレス因に不釣り合いな程度や強度をもつ著しい苦痛 (2)社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の重大な障害 Cそのストレス関連障害は他の精神疾患の基準を満たしていないし、すでに存在している精神疾患の単なる悪化でもない Dその症状は正常の死別反応を示すものではない Eそのストレス因、またはその結果がひとたび終結すると、症状がその後さらに6か月以上持続することはない
2018年7月29日
適応障害の問題点
①「症状の重症度や表現型に影響を与えうる外的文脈や文化的要因を考慮に入れても、そのストレス因に不釣り合いな程度や強度をもつ著しい苦痛」という要件は、他の精神疾患の基準を満たさないことが必要であるが、本来「ストレス因に不釣り合いな程度や強度をもつ著しい苦痛」を呈すことは必ずしも精神病の可能性を否定できない。つまり本来は他の精神疾患である可能性があるはずで、マニュアル診断の為、これに該当しない場合に適応障害となってしまう場合に診断することとなり、本来の不登校の原因となる精神疾患或いはその前段階である事を見逃してしまうことになる。 (マニュアル診断を超えて考えると)。 ②「そのストレス因、またはその結果がひとたび終結すると、症状がその後さらに6か月以上持続することはない」という要件により、不登校が6か月以上持続すると適応障害とならない。 ③以上から不登校を適応障害が原因とすることは直観的には「学校への不適応」として考えやすいが治療に直結し難い診断となる為出来るだけ控えた方が良い。
2018年8月5日
会話が出来ない
不登校、引きこもりでは、選択的緘黙ほど重度でないが会話が出来ない、不得意であることが多い。 これは、 ①被害関係念慮、被害妄想が強く、不登校・引きこもりの為自己評価も当然に低いこと ②上記の為に社会的場面での緊張感が強いこと ③不登校、引きこもりに統合失調症、双極性障害、発達障害等が原因として存在していて 1)情報の処理の障害 2)行動の結果を予測することの障害  3)執行機能(すなわち、人が詳細に焦点を合わせ、全体像を見ることができなくなる可能性がある)の障害があり会話が困難になるためである。 例えばこれらの思考障害が激しくなると吃音となる場合もある

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