日記
2013年9月8日
対人援助スキル
援助を行うべきは専門家か ①援助を専門家が行うことは望ましいことではあるものの、その条件は限定的である。 ②援助が必要な条件は、多様化しており、様々な者が援助することが必要である。 ③援助を行い人格を互いに成長させることに意義を見出す者を育成することが必要である。 援助の目的 ①多種の選択肢をあげることが出来、自分で選択した道を歩み、問題を解決し、危機に向き合えるように導くこと。 援助者が気をつけること ①相談者が現時点で、どの程度自立していて、自分で自分のことが出来るのか。 ②どうすれば、相談者の依存性を強化せずに支えとなれるか。 ③この時点で、相手のどういうニーズや理由づけが、自分を援助したいと駆り立てるのか。 ④相手が援助を求めているように見えなかったり、自虐的な行為に走っている場合に、どこまで援助すべきか。 ⑤人は自分に対して無頓着となったり、自己破壊的な行為をする権利を有しているのだろうか、仮に、持っているとして、その結果として、社会的・経済的な損害を背負うことになる、家族や、社会はどんな影響をうけるのか。 ⑥個人の責任と選択の問題に対して、自分はどういう意見をもっているのか。 ⑦自分の援助を求めている者に対して、どういう形で責任をとるのか。
2013年9月16日
いじめ対策
いじめ対策 ①出来るだけ事実を客観的に把握する ②いじめられる子の安全を確保する ③いじめのレベルを判定する ④情報源はいじめを心配している方とする ⑤いじめのリーダーに引き込まれ、いじめる側に回った子、いじめを傍観していた子への対策;いじめる側に回った子、いじめを傍観していた子をターゲットにして実話(本人達が直接関与したものではないもの)の説明やロールプレイ等を行う。 自分がその場に居合わせた場合(いじめる側に回った場合、いじめを傍観していた場合) 1)どういう気持ちになるのか 2)いじめる側の気持ちは(どうしていじめたいのか、いじめても問題ないと何故思ったか) 3)いじめられる側の気持ち 4)どう行動すべきか(いじめの勧誘を上手く断るには、いじめる子と距離をとるためには、いじめを傍観してよいか) を話し合う ⑥いじめられた子のサポート 1)自分が悪いからいじめられたと自己嫌悪に陥らないように支持的に接する 2)いじめた側に問題があることを保障 3)いじめられた時の状況、気持ちを上手く説明できるように手伝う 4)何時でも気軽に相談出来ること、いじめられた子の安全を保障することを伝える 5)対人関係の方向性を示す(クラス、集団における評価を上げる方法)、いじめられた時の対策を教える ★相手のいじめのパターンを分析して予期し、反論を何パターンか考えておく ★いじめを相手にしない ★危険な場合は回避行動を素早くとる ★その後、先生に直ぐに報告する ★集団に於いて掃除や人の嫌がることを積極的にしてみたり、困った友人の世話を積極的にしたり、いじめた子にも親切にすることも一つの方法 ⑦いじめた子へのサポート 1)本人の言い分を十分に聞く 2)ストレスによって忍耐力が低下し、周囲からの共感を得難い為に、そのストレスのはけ口として周囲を扇動していじめを行っている この為、生活環境全般に渡って、ストレスがないかを把握し、あれば環境調整を行う ストレス発散法を一緒に考える 3)いじめを行い、自分の周囲を支配することで自尊心を維持しようとしている 自尊心を尊重しつつ、いじめを行うことで周囲は委縮し、真の友人になることは有り得ないことを理解させる 4)ストレスを持続的に受けている為、扇動は出来ても共感性が低下、感情のコントロールがうまく出来ない 共感のある対応を強化、いらいらした際の感情の表出方法を一緒に考える
2013年9月23日
抗鬱薬の副作用
抗鬱薬の副作用 賦活症候群 ★抗うつ薬投与後早期もしくは、増量後早期に起こるものであり、確固たる診断基準は未だ無い。 ★FDAによれば不安、焦燥、パニック発作、易刺激性、敵意、衝動性、アカシジア、軽躁状態、躁状態を挙げている。 ★特に低年齢程賦活症候群が起こりやすく、これに伴う自殺関連事象が指摘されている。 ★特に抗うつ薬投与後9日目までが高い危険性があるといわれる。 ★薬理的には5HT2受容体がSSRIによる不安惹起に関係があるといわれている。 断薬症候群 ★抗うつ薬を4週間以上服用し、投与中止後もしくは減量後7日以内に症状が発現する。 ★動揺感、頭部のふらつき、悪心、嘔吐、頭痛、傾眠、不安、焦燥、刺すような痛み、しびれ、電気ショック様感覚、振震、発汗、易怒性、めまい、下痢等の症状が出現する。 ★薬理学的には、抗コリン性薬物を中断すると、一過性にコリン作動性神経の過活動が断薬症候群に関与しているといわれている。 過量服薬 ★TCAの平均致死量は成人で30mg/kg(子供では20mg/kg)(25mg70錠で危険→処方は14日分以下が安全)。 ★初期症状として発熱、譫妄、錯乱、不穏、興奮、ミオクロヌス、舞踏病様運動、高血圧、反射亢進、眼球震盪、パーキンソン症状、痙攣等がある。 ★続いて、末梢性コリン症状(紅潮、乾燥皮膚、散瞳、口内乾燥、排尿障害、便秘、腸音減弱)は出現、悪化すると中枢神経抑制状態となる。 ★更に悪化すると、反射減弱、傾眠~昏睡、低体温、低血圧、チアノーゼ、呼吸抑制、心不全、頻脈、伝導障害、ショック状態となる。 ★また、抗欝薬によるキニジン様作用により心室伝導障害(QRS延長)が起こる。因みにQRS0,1秒以上でICUの適応である。

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