日記
2019年1月6日
統合失調症とASDとの区別
妄想知覚 妄想知覚に関しては,統合失調症では知覚の意味付けが了解不能性に彩られているが, ASDでは妄想知覚様の体験であっても,子細 に聴取すると、本人の置かれた状況から了解可能な自己関係づけであることがほとんどである(阿部 隆明 ) 。 統合失調症で知覚の意味づけが、「了解不能になる」ことは、しばしばであるものの、生活全般、全ての時にあるわけではない。これも、重症度によって様々であり、ASDと統合失調症も重症度の違いでしかないよう思える。
2019年1月14日
統合失調症とASDとの区別
周囲世界の歪み ASDではアポフェ ニー様の周囲世界の歪みは生じても,一過性の強弱の変化であり変容を伴わず(杉山,2008), 自己の全体構造も脅かされない(阿部 隆明 ) 。 アポフェニー楊の周囲世界の変化をすること自体が、自明性の喪失に裏付けられる統合失調症の範囲内であり、自己の全体構造を脅かすことも統合失調症で常ではない。
2019年1月20日
統合失調症とASDとの区別
思考途絶 統合失調症で見られる思考途絶は,通常の会話が突然途切れることに現れるが,似たような症状としてASDで観察されるフリージングは,切り替えの困難に起因するものである(阿部 隆明 ) 。 統合失調症による思考途絶は自明性の喪失による理解力の低下、思考のまとまりがなくなることによって起こり得るが、先ずは活舌の悪化より始まり最悪の場合に途絶するのであり、これも重症度は様々である。

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