2019年6月9日
統合失調症とASDとの区別
妄想
妄想はASDに親和的な症状といえる。すなわち,社会性の障害があり他者の立場を想像できないASDでは一方的な論理となりがちで, 自己の信念へのこだわりも強い。とはいえ,やはり統合失調症の一次妄想は異なり,本人なりの論理,合理性があり,単純明快で,本来の思考パターンから了解可能である(阿部 隆明 ) 。
統合失調症に於いて自明性の喪失が起これば一方的な論理になるのは当たり前である。
統合失調症に於いて被害関係念慮~訂正不能な妄想まで幅広く存在する為、これらも程度の差でしかないように思える。